リハ栄養とサルコペニアの概念:若い人も中高年のサルコペニア肥満の可能性?

老化と摂食嚥下障害「口から食べる」を多職種で支えるための視点

1.リハ栄養の主な対象者はすでに何らかの基本的日常生活活動(BADL)の制限や摂食嚥下障害を有する人

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『国家試験対策_最新!試験に出る番外編1』いろんなこと後回しにしてて、たまっちゃってすまんすまん。えーと試験分析の直近の前回、知らんわけないだろっつって、英文字を出ameblo.jp

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BADLは食事、整容、更衣、排泄、移動、入浴など、全ての人が生活するために毎日行う基本的な活動

IADL(手段的日常生活活動)はBADLより高次の活動で、調理、洗濯、掃除、買い物、屋外活動、服薬管理、金銭管理、電話、FAX,電子メールなどが含まれる

・超高齢化社会の日本では、BADLには制限のないフレイル高齢者や老嚥の人が増加するため、これらの人に対するリハ栄養の重要性も増加する

「高齢化社会では、予防的な目線でのリハ栄養も重要になってきそうですね。

フレイルにならないために、どのような食生活が重要かなど、高齢者や高齢者になっていく方々は知りたいと思いますし、知らない人に啓発していくのは重要ですよね。」

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2.サルコペニアとは、加齢、低活動、低栄養、疾患による進行性、全身性に認める筋肉量減少と筋力低下

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AWGS2019によるサルコペニア診断基準の改定先日改定されたAWGS2019によるサルコペニアの診断基準についてまとめました。www.somethingaboutrehabilitation.com

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・サルコペニアのタイプは①中高年のサルコペニア肥満②フレイル高齢者のサルコペニア③障害者のサルコペニアに分類できる

中高年のサルコペニア肥満は、筋肉量、筋力の少ない肥満であり、女性に生じやすく、低活動と栄養によるサルコペニアが原因

フレイル高齢者のサルコペニアの主な原因は加齢と低栄養であり、低活動や疾患によるサルコペニアも原因のことがある

障害者のサルコペニアの原因は、加齢、低活動、低栄養、疾患の全てであり、高齢者でなければ加齢の要素は認めないこともあるが、他の3つの要素は合併していることが多い

・サルコペニアの診断は、筋力低下(握力:男性26kg未満、女性18kg未満)もしくは身体機能低下(歩行速度0.8m/s未満)を認め、筋肉量減少も認めた場合にサルコペニアと診断する

・筋肉量減少のカットオフ値は四肢骨格筋(kg)÷身長(m)÷身長(m)で計算した骨格筋指数が、DXAで男性7.0kg/㎡、女性5.4kg/㎡BIAで男性7.0kg/㎡、女性で5.7kg/㎡。

・日本人の入院高齢患者では、下腿周囲筋が男性30cm未満、女性29cm未満を筋肉量減少の目安とできる

・筋肉量減少のみを認め、筋力低下、身体機能低下を認めない場合には前サルコペニアと診断し、筋肉量減少、筋力低下、身体機能低下をすべて認める場合には重度サルコペニアと判断する

・サルコペニアに該当しなくても、筋力低下もしくは身体機能低下を認める場合には、リハ栄養の対象となる

「中高年のサルコペニアというのは、食事制限で体重減少を目指すときには筋肉と脂肪の両方が減って、食事制限をやめて体重増加すると脂肪だけ増えるということを繰り返す女性に多いそうです。

今は様々なダイエット方法が広がってますが、栄養、運動、休養のいわゆる筋トレ3か条を意識していかないと、逆効果になり、将来サルコペニアになる可能性があるということです。

栄養については、リハ栄養もそうですが、誰もが関係するので、学んでおいて損はないですし、管理栄養士は強いなーと感じます。」

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本日の引用は

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でした!

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