【認知症=食べられない】と決めつけてませんか?歯科的対応の有効性について

老化と摂食嚥下障害「口から食べる」を多職種で支えるための視点

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1.PAP(舌接触補助床)が有効かも?

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・認知症の患者さんで、モグモグかみ続けるだけで、いつまでも飲み込まないというケースがよくいる

・咀嚼で食物を粉砕しても、舌や顎の圧が低下しているため食塊を舌背までもっていくことができなくなる、舌挙上不全が起こっている場合は、PAP(舌接触補助床)という、口蓋を厚くした義歯を入れてみると、飲み込めるようになることがある

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より画像引用

・飲み込むときは、舌を口蓋に押し付けるが、舌圧が低下するとそれができなくなる

・入れ歯の口蓋部分を厚くして、舌の口蓋への密着を助けるようにするのがPAP(舌接触補助床)

・認知症と機能障害(例 舌挙上不全など)が併発していても、機能障害は見逃されていることが多いかもしれない

・認知症=食べられないと決めつけてしまうのは人権侵害といえる

・義歯を使ったことがない人からはPAP(舌接触補助床)は拒否されやすい

・義歯を使えていた人で、咀嚼はできている認知症者なら、PAP(舌接触補助床)は効果が見込めるかもしれない

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「PAP(舌接触補助床)は、学生時代に習ったことはありましたが、臨床現場では、あまり関わった経験がないのが正直なところです。

そして、最初、軟口蓋挙上装置(PLP)と若干勘違いしました。笑

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より画像引用

実際に対応できる歯科医師が少ないというのが難点だと思いますが、まずは日々関わるスタッフが、知識の幅をもつのも重要かと思います。

人間は、基本的に自分の知識内でしか考えないので、問題解決も限られた解決策になりますよね?

それが、認知症だから。

で片付けてしまう原因かもしれません。

自分も注意すべき点だなーと、正直ヒヤッとしました。」

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2.オーラルジスキネジアが義歯で改善する?

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・高齢者によく見られるオーラルジスキネジアという口唇や舌の不随意常同運動がある

オーラルジスキネジアは抗パーキンソン薬や向精神薬の影響とも言われているが、特に認知症の患者さんではよく見られる

オーラルジスキネジアのある患者さんに、適合のよい義歯を装着すると、その動きが止まることがある

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「確かに臨床現場ではよく見かけますよね。

適合の良い義歯でオーラルジスキネジアが改善する可能性がある。

という機序については、わかっていないそうです。

義歯を適合させるというのは、発音や嚥下面においても有効なので、それとプラスで試してみるというのは、ありかもしれないですね!」

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