予防医療の豆知識と嚥下領域に関する多職種の動きについて

老化と摂食嚥下障害「口から食べる」を多職種で支えるための視点

本日の引用は

 

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1.予防医療の豆知識とアンチエイジング

・パラビオーシスという方法では、老化したマウスと若いマウスの腹部を切開して結合して皮膚を縫合すると、2匹の間の血液が循環し、老化したマウスは若い心臓に戻って、筋肉も萎縮が改善したという報告がある

・不健康寿命は男性で10年近く、女性で13年近くある

・アメリカで6000人以上の成人を対象に行われた18年にわたる食事の追跡調査の報告では、若い人は高たんぱく食だと早死するけれど、66歳以上の高齢者ではまったく逆転して、高たんぱく食のほうがガン死も少なく長生きした

「最近ではアンチエイジングや不老不死なども話題ですよね。

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実際にもマウスを使った実験などで報告があるようですが、まだエビデンスは少ないので、予防医療とは別に考えていくべきかと思います。

若い人は高たんぱくで早死するというアメリカの研究は、どの程度のたんぱく質量だったのか、どんな種類のたんぱく質を摂っていたかなど気になります。

自分が知っている限りでは、赤身肉や加工肉のとりすぎはリスクがあること、体重×1.5~2g程度のたんぱく質は筋合成に有効であることなどです。

情報は幅広く最新のものを収集し、アップテードしていくのが重要ですね」

2.摂食嚥下障害に対する各職種、組織の動き

・医師国家試験における摂食嚥下障害の関連する問題は、2014年に1問、2015年に2問、2016年に3問、2017年に2問とコンスタントに出題されている

・摂食嚥下関連以外にも、多職種連携、高齢者の医療や介護、超高齢化にかかわる問題の出題も多くなっている(2014年に1問、2015年に6問、2016年に4問、2017年に9問)

・看護士には日本看護協会が定めた摂食、嚥下障害認定看護師制度がある

・歯科衛生士には日本歯科衛生士会が定めた認定歯科衛生士制度があり、認定分野Aに摂食、嚥下リハビリテーションのコースがある

・歯科医師の摂食嚥下関連の認定制度となると、老年歯科医学会と摂食嚥下リハ学会による認定となり、学会主導型になる

「自分は言語聴覚士ですが、認定言語聴覚士にも、摂食・嚥下障害領域があります。

嚥下領域は、特にそれぞれの職種で協力して見ていく必要性を感じます。

高齢化と寿命の増加に伴い、いつまでもおいしく食べれる嚥下の力は重要性が増していきそうですね」

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