低栄養とサルコペニアの原因を理解しておくべき理由

老化と摂食嚥下障害「口から食べる」を多職種で支えるための視点

1.低栄養の原因は①飢餓②急性疾患・外傷③慢性疾患に分類される

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がん悪液質と筋肉減少がん細胞は糖を栄養に活動しており、消費した糖を肝臓で再構築して活動しています。がん細胞は炎症性サイトカインを異常に産生するcancer-pt.com

より画像引用

・飢餓、侵襲、悪液質によって最適な栄養管理は異なるので、低栄養のおそれがあるときは、飢餓、侵襲、悪液質の有無の評価が必要

「低栄養の原因には飢餓が含まれていますが、不適切な医療により、飢餓に繋がる場合があるので、注意が必要です。

不用意な絶飲食や不十分な栄養管理、過度なリハビリなどにより、摂取カロリーを消費カロリーが上回ってしまう可能性があります。」

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2.サルコペニアの原因は①加齢②活動③栄養④疾患に分類される

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サルコペニアについて作業療法士が解説 | とある作業療法士のブログtoaruot.com

より画像引用

・活動によるサルコペニアは廃用性筋萎縮であり入院患者であれば廃用症候群、外来患者であれば閉じこもりな生活で認めることが多い

・医師による不要な安静指示によってサルコペニアが生じたり、不要な禁食指示で摂食嚥下障害を生じた場合も、医原性サルコペニアといえる

・栄養によるサルコペニアは、エネルギー摂取不足による飢餓で生じる

・医師による不適切な栄養管理で飢餓が生じた場合、医原性サルコペニアといえる

・廃用症候群の高齢入院患者では、44%で一日エネルギー摂取量が基礎エネルギー消費量より少なく、飢餓状態であった。

「医原性サルコペニアという用語は、医療従事者はぞっとする言葉かと思います。

加齢や疾患の原因に対しては、できることも限られると思いますが、活動や栄養については、医療従事者の意識で変わっていくところもあるのではないでしょうか。

しかし、この活動量を理解するにも、栄養状態を考えなくてはなりません。

すなわち、管理栄養士との連携がリハビリ職は重要であり、リハビリ栄養のの知識がより求められると感じます。

中々学校では習っていない領域なので、コツコツ自分で勉強しつつ、管理栄養士さんとの関わりで、学んでいけると良いですね。」

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本日の引用は

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