咀嚼能力は残存歯数に限らず低下する?ポイント3つ

老化と摂食嚥下障害「口から食べる」を多職種で支えるための視点

1.咀嚼効率は歯がある方が良いが、歯がなくても咀嚼はできる

・咀嚼運動は、半分は随意で半分は不随意で行われる熟達随意運動

・咀嚼運動は、初期は随意運動で、食物の粉砕がほぼ終わった時点から食塊形成を経て、不随意運動に変わると思われる

・歯根膜に受容器があり、そこに圧がかかると咀嚼が惹起されるという考え方がある

・無歯顎になって歯根膜が一切ない状態で、総義歯を装着したとしても、咀嚼運動は時間の学習で獲得することができる

出典:老化と摂食嚥下障害 「口から食べる」を多職種で支えるための視点

「この咀嚼運動が、しっかりとできているかどうかによって、食べられる食事形態は大きく変わってきます。

好きなものを食べられるか、やわらかいもの中心の食事になるかなど、最終的にその人のQOLや健康寿命にも関わってきます。

無歯顎になってしまったとしても、義歯を作る重要性というのは、医療者側がしっかり伝えていきたいですね」

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2.下顎を動かさずに舌だけ動かしても、固形食は嚥下できない(水分とは異なる)

・下顎運動は、咀嚼のプロセスにおける食物の細かな粉砕と食塊形成の部分の補助的な運動と思われる

出典:老化と摂食嚥下障害 「口から食べる」を多職種で支えるための視点

「咀嚼能力を評価する際には、この下顎運動という点を重視して見るのではないでしょうか。

ここが不十分な場合、常食を食べるのは窒息や誤嚥のリスクを伴います。」

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3.食形態とは、その数年間における、そのときどきの機能の状態に合わせた形態、機能低下や歯の欠損にあわせた形態になっていく

「赤ちゃんは、液体からだんだん柔らかいもの、通常の形態の食事へと変化していきますが、高齢化というのは、その逆をたどるといえます。

できるかぎり、最期まで食事を楽しめるように。

好きなものを食べたり、飲んだりできるように。

そのために必要なこととして、まず歯の健康が重要です。

医療者は若いうちから歯を大事にする重要性を伝えるのと、自分達自身も、若さに油断せず、定期的に歯科受診をするというのが重要かと思います。

肌とか、髪も大事ですが、歯も大事なんです!笑」

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でした!

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