心理療法とは、援助者であるセラピストと被援助者のクライエントの対人関係を基礎とした援助の一形態です。
日本独自の心理療法として、森田療法・内観療法・臨床動作法があるよ!
1、森田療法

・不安や不安を感じることでより不安や恐怖を意識してしまうため(精神交互作用)、カウンセラーは不快感の原因を追求しない不問的態度で接する。
不安に意識が向きやすい人に対しては、なるべきできていることに意識を向けさせることが重要だと思います。
病後の方は基本的に病前の自分と比較してしまうと思いますが、病後できるようになったことへ目を向けてもらうようにするためには、対応者の関わり方が重要ですよね。
・クライエントも緊張や不安、失敗などの体験を何とかしようとするのではなく、不安や恐怖が自然なものであると受け入れることであるがままの自分を受容しとらわれの機制を打破していく。
不安を打破したいと思えば思うほど、できなくて辛くなりますよね。よくアスリートが緊張を楽しむと表現しますが、当たり前の感情を当たり前に受け止めながらも、その感情を楽しめるようになればすごいですよね
・精神交互作用によって強められた不安による「気分本位」を出し、「目的本位」の生活ができることを目指す
・森田療法の4つの治療期間
内容 | 目的 | |
①絶対臥褥期 | 終日横になったまま過ごし、患者は不安や症状はそのままにしておく | 不安にそのまま向き合うことで更に活動欲を促す |
②軽作業期 | 外界の観察とともに、軽い作業に携わる。 | 心身の状態を多少欲求不満に置くことで更に活動欲を促す |
③作業期 | 不安はそのままに他の患者たちと作業に取り組む | 作業や他者との関わりを通して、観念的・自己中心的態度から事実に即した態度へ、気分本位から目的本意への姿勢へと転換を図っていく |
④社会復帰期 | 外泊などを行う | 社会復帰の準備をする |
・ヒポコンドリー性基調:注意が内界に向けられ、自身の不調や不快に敏感なこと。不安・心配などの否定的な感情におちいると,身体の具合が悪くなり(みぞおちの辺りがザワザワする等),生理学的な身体症状が出やすくなるという,生理学的な現象。自律神経が乱れやすい傾向にある。 精神交互作用と同時に発生する。
2、内観療法

・過去の対人関係や生き方について、経時的、多面的、客観的に自己を調べること(身調べ)によって自己に関わる価値観や人生観や行動などの認知修正が可能になり、精神、身体症状の改善や行動変容が認められる
・母、父など、人間関係の深い人を選択し、小学時代より現在までの3年間について、①してもらったこと②して返したこと③迷惑をかけたことの3点について内観し、面接者に報告する
・ 集中内観は通常宿泊で行われ、1週間続けて、午前6時から午後9時までの15時間、薄暗い部屋で、過去を3〜5年ごとに区切って振り返る。その間、約1〜2時間ごとに指導者と面接し、自身の振り返りを報告する
3、臨床動作法

・成瀬吾策が提唱した心理療法で、当初は脳性麻痺の動作改善のための訓練だったため、いわゆる心理的問題へのアプローチではなく、身体感覚や動作への介入である。それを通じて、緊張の解放、自己効力感の向上、自己洞察などが得られるとされ、自閉スペクトラム症児やダウン症児などに適用される
・臨床動作法では、課題とする動作を選択する。主に動くはずなのに動かせなくなっている動作や、筋緊張、つっぱり、硬さ、凝りや痛みなどが感じられる動作を対象とすることが多い
・具体的には、肩上げ、肩下しなどのリラクセーション課題や、大地に対して縦に座り体軸を立てる課題などが挙げられる
・心理的な問題の内容や意味を主な要因として扱わない
4、まとめ

・森田療法は、不安や不安を感じることでより不安や恐怖を意識してしまうため(精神交互作用)、カウンセラーは不快感の原因を追求しない不問的態度で接する。
・内観療法は、母、父など、人間関係の深い人を選択し、小学時代より現在までの3年間について、①してもらったこと②して返したこと③迷惑をかけたことの3点について内観し、面接者に報告する
・臨床動作法は、心理的な問題の内容や意味を主な要因として扱わない
・この記事は赤本 公認心理師国試対策2022 (KS心理学専門書) を用いて要約しています。
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