食習慣~栄養健康リテラシーからフレイルに全人的介入をする~ポイント3つ

フレイル高齢者、これからどう診る?〜そもそもの考え方から現場対応まで、最新フレイル健診にも対応!

1.1日3食食べられないことはフレイルサイクルのきっかけとなる

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・高齢者の低栄養の原因として食欲低下の頻度は多い

1日3食食べられないと体重減少を起こす

・フレイルサイクル(低栄養状態→サルコペニア→活力低下筋力低下→歩行速度遅延→活動量低下)のきっかけになる

食物多様性が良好なほど、フレイル度は低く、フレイルになりにくい

・一日あたりのエネルギー必要量は約30~40kcal/kg/日

「高齢者はさまざまな食品をたくさん食べる。

これが大切かと思います(炭水化物ばかりとか偏るのは良くないですが。)

これは感覚ですが、長生きできる方は、やはり食べられる方が多いと思います。

イメージですが、痩せている方より、太っているくらいの方のほうが長生きする印象です。

自分は減量のため、朝はプロテインとマルチビタミン。

しっかり食べるのは昼と夜の2食ですが。。。

高齢者になったら、めちゃくちゃ食べるつもりです。笑」

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2.国際生活機能分類(ICF)を使用し、食べられない原因の精査、改善策について全人的に検討する

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・オランダ栄養士会が開発したICF-Dieteticsを参考にする

画像1
低栄養とリハビリテーション:医師の立場から - 学ぶ | 栄養指導Navi

より画像引用

「一般的なICFと違うのは、栄養状態が含まれていることですね。

これからのICFは学生も有資格者も、これを使っていくことになっていくのでは。

というか、するべきなのでは!」

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3.食事内容、量、供給方法の改善を多職種で支援し、栄養健康リテラシーの向上を促進する

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・健康状態:内服薬、内分泌機能、急性疾患、慢性疾患などないかを確認

薬剤の休薬や変更。介入できるものは治療

・心身機能、身体構造:うつ、認知症、老年期妄想状態、口腔衛生、排泄状況を確認

カウンセリング、認知行動療法、薬物療法、治療介入、食事の工夫、歯科衛生士との連携

・栄養状態:吸収、摂食、摂取量不足、味覚の確認

運動療法(レジスタンストレーニング)×栄養療法(タンパク質摂取・電解質、ビタミンの低下や鉄、亜鉛欠乏による味覚障害には補充)

・活動:食事動作、調理、買い物の確認(食材確保や摂取量、食事の質)

市町村の事業や介護保険サービスの利用

・参加:生活内容や運動習慣、社会活動の確認(うつ、食物多様性)

大勢で食事をつくって食べる機会や事業に参加する

・環境因子:経済や食事を含む生活環境の確認(独居、食費、食事の偏り)

調理の工夫、冷凍保存方法などの提案。配食サービス、食品の宅配を利用

・個人因子:食事内容や嗜好(食物多様性、食事摂取量、食欲、患者経験)

嗜好に合わせた食形態の工夫、補食。断酒。価値観を尊重した医療の提供

「食べられない。

ということに対しても、これだけの原因や対応策が考えられるということ。

食べられない人を目の前にしたときに、ただ衰弱していくを見守るだけの医療従事者か。

もう歳だからね。

であきらめるか。

環境によってできることは限られるかもしれませんが、何かしらはできることや考えることができるはず。

そのアクションで、その人の残りの人生は変わる可能性がある。

としたら、どうだろうと考えることがあります。

自分が当事者だったら。

自分がその人の家族ならどうして欲しいか。

知識が無いというのは、ものすごく罪なことなんだと。

つくづく感じるので、日々、少しずつですが、勉強に努めます。」

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