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この大項目では、認知行動療法に関する出題が多いので、認知行動療法については別記事でまとめてみました!
⇨自分にも・患者さんのメンタルコントロールにも使える?認知行動療法について理解する!
この大項目では上記の認知行動療法以外にも、精神力動的(精神分析的)療法や、人間性心理学的アプローチ(クライエント中心療法など)、日本独自の心理療法(森田療法・内観療法・臨床動作法)なども出題されています!
YouTube・スタンドFMでこの記事の音声配信も行っているので
耳での学習を希望する方は以下のリンクからご活用ください😌
*スタンドFM
□代表的な心理療法並びにカウンセリングの歴史、概念、意識及び適応
1、心理療法
森田療法・内観療法・臨床動作法については別記事でまとめています!
2、精神力動理論
・精神分析の理論に基づき、無意識に抑圧された心的外傷の意識化を目指す支援のこと。催眠療法から発展して、自由連想法や夢分析による外傷体験の意識化を行う方法へと移行した
*ヒプノセラピー(hypnotherapy、催眠療法)は心理療法のひとつで、催眠状態に入って自分の内面と向き合いながら、悩みやストレスの原因を探ったり、解決の糸口を見つけたりする療法です。
*自由連想法とは、寝椅子に横になり、ある言葉を与えられた時に、心に浮かぶままの自由な考えを連想していく発想法です。刺激語と連想語の関連を分析し、潜在意識を顕在化する事によって心理的抑圧を解明します。
*夢分析とは深層心理学において、無意識の働きを意識的に把握するための技法です。
・ 精神力動とはリビドーを中心とする精神的なエネルギーの働きのことを意味する言葉で、一般に精神力動療法といったときはフロイトの精神分析療法を指す。
理論的背景に局所論と構造論があります!
・局所論:人間の心を心的装置と見立て、認識している領域である意識、想起しようとすればできる領域である前意識、想起しようとしても想起できない領域である無意識という3つの領域を想定した
・構造論:心的装置には、快楽原則に基づいて機能するイド(エス)、道徳原則に基づいて機能する超自我、現実原則に基づいて機能する自我(エゴ)の3つの機能があるとした
・近年、セラピストの振る舞いが、クライエントの問題を孕(はら)んだ対人関係のパターンを良い意味で裏切ることにより、クライエントに安心感を伴う新たな体験を生じさせるという修正情動体験が重視されるようになってきている
心理力動的心理療法(精神分析の考え方を基礎とする心理療法)は、エビデンスを欠くと言われてきたけど、他の諸療法と同程度の効果量があることを示すデータもあるよ!
3、認知行動理論・人間性アプローチ
認知行動理論・人間性アプローチについては別記事にまとめてあります!
4、集団療法
・10名前後の小集団を対象として、参加するメンバー各自が自分を語ることを通じて実践される心理療法の一つ。サイコドラマやエンカウンターグループなどが代表的。
サイコドラマ=心理劇
米国の精神科医モレノが創始した集団心理療法の一技法。 患者の集団にある題の劇を即興で自由に演じさせ、自然に心の内部が表現されるようにすること。
エンカウンター・グループでは、年齢・性・職業・生い立ちなどが異なる多様な人々が、グループ体験を通じて人間理解やコミュニケーション能力、リーダーシップ能力を培います。 さらに創造性や自己探求力をも高めていく、集団的心理技法です。
・専門家は、ファシリテーター(効率的かつスムーズな会議を実現するための進行役)として集団の関係性の調整を図る
【ヤーロムの提唱した集団療法における11の治療要因】
①希望
②普遍性: 他社も自分と同じような問題や悩みを持っていることを知り、自分だけが特異でないことに気づく
③情報の伝播
④愛他性: 他者を援助することを通して、自己評価を高める
⑤初期の家族関係の修正
⑥社会適応技術の発達
⑦模範行動: 他のメンバーを観察することを通して、新たな行動を学習する
⑧対人学習
⑨グループの凝集性: 集団との一体感を覚えることで、メンバー相互の援助能力を高める
⑩カタルシス
⑪実存的因子
公認心理師試験第2回 問111出題
□訪問による支援や地域支援の意義
5、アウトリーチ
・訪問支援(アウトリーチ型支援)が目指すゴールは、精神科医療や社会活動への可能性を広げるための社会資源に繋げることで、基本的には病理モデルではなく、ストレングスモデルに基づく支援
・ 引きこもり当事者への訪問支援について、当事者に会えない場合は、中立性を保つ意味でも長時間の家族との面談を避けるべき
・ジョイニング: 一般的な個人カウンセリングのラポールに近い概念。心理師が積極的に家族に寄り添い、家族と言う集団に仲間として受け入れられることを目指す。家族へのケアの初期に関わる概念として選択可能。
6、緩和ケア、終末期ケア
・緩和ケア、終末期ケアでは、延命治療より、身体的苦痛や死の恐怖を和らげ、当人の意志や希望を大切にすることで、QOLの向上を目指す
【緩和ケアの目標・以下の4つの問題の緩和】
◎身体的問題:痛みや息苦しさ、全身倦怠感など
◎精神的問題:不安や恐れ、孤独感や怒りなど
◎社会的問題:経済的な問題、手術費や薬剤費、治療費など
◎スピリチュアルな問題(実在的問題):自己の存在と意味の消失から生じる苦痛など
⇨4つの痛みを含む「トータルペイン」に対する対策を検討している
・緩和ケアは入院患者のみならず、外来疾患も対象となる。また緩和ケアの対象はがんだけでなく、AIDSや末期心不全など非がんを対象とした緩和ケアも存在する
・緩和ケアの対象を終末期に限定しておらず、発症以降、切れ目なく緩和ケアを提供することが目標とされている
・家族が死別によって生じた悲嘆や喪失と向かい合い、自分の中で受容し、新たな現実生活へ適応していくプロセスを支援することを、グリーフケアという
・リビングウィル: 機械などによって生命だけが維持された状態を望まず、延命処理を必要としない旨を事前表明しておくこと。法制度が存在しないため、家族の承諾は問われない。
・アドバンス・ケア・プランニング: 緩和ケアにおいて終末期まで視野に入れた医療・介護計画を立てるために話し合うこと
・レスパイト: 患者と看護者・介護者が一旦距離をおくための患者の短期入院のこと。
7、災害時における支援
・ 自然災害などに巻き込まれたときに、混乱したり不眠に陥ったりする事は、あくまで危機に対する自然な反応であり、病的な反応ではない
・深刻で危機的出来事に見舞われた人に対して行う人道的、支持的、かつ実際的な支援を心理的応急措置(サイコロジカル・ファーストエイド:PFA)という
・ 一般には災害援助の場面などで重視される支援形態であり、安全・安心を確立して外傷後の心的な混乱の収束、安定を目指し、一方で本人の資源を活用し、適切な対処行動を取れるように自己効力感を高めていく支援
・ 心的外傷体験によるPTSDなどの発症を防ぐ目的でも行われる
・PFAにおいては、基本的ニーズを満たすために必要なサービスや社会的支援を得るための手助けをしたり、ニーズや心配ごとに関する話を聞いて確認し、安心して落ち着ける手助けをしたりする。
・かつては心理的デブリーフィングと呼ばれる、外傷体験の系統的な報告とその時の感情体験の表出が有効とされていたが、現在ではその有効性がないことが確認されている。そのため、PFAの介入は、話を聞いたり手助けはするものの、押し付けたり無理強いしたりしないことが強調されている
・レジリエンス: 困難な状況において発揮される1種の回復力のことで、心的外傷体験後のPTSDを抑制する個人要因として用いられる。
8、地域包括ケアシステム
⇨ 可能な限り住み慣れた地域で、自分らしい暮らしを人生の最後まで続けられるよう、医療・住まい・介護・予防・生活支援が一体的に提供される社会システムのこと
・概ね30分以内に必要なサービスが提供される日常生活圏域(具体的には中学校区)を単位として想定する
・保険者である市町村や都道府県が作り上げるものとされている
・地域ケアシステムにおいて、相談業務やサービスの調整を行うのがケアマネージャーや地域包括支援センター
・ケアマネージャー:介護支援が必要な人と介護保険サービスを繋ぐ調整役。ケアプラン(介護サービス計画)の作成・管理、要介護認定の書類作成代行や、介護保険の給付管理、要介護者やその家族からの相談業務などが、主な業務内容
【地域包括支援センター】
・市町村が設置主体となり、保健師・社会福祉士・主任介護支援専門員(主任ケアマネージャー)などを配置して、住民の健康の保持及び生活の安定のために必要な援助を行うことを目的とする施設。 介護保険法において定義されている福祉施設。
(主な業務内容)
・総合相談支援業務:住民の各種相談を幅広く受け付ける
・権利擁護業務:成年後見制度の活用促進、高齢者虐待への対応など
・包括的、継続的ケアマネジメント支援業務:ケアマネージャーへの日常的個別指導・相談、支援困難事例などへの指導・助言
・介護予防ケアマネジメント業務:介護予防ケアプランの作成
⇨主な業務は高齢者支援であり、「虐待予防・権利擁護」「地域における自立」「要介護度悪化の予防」「認知症予防」などを目的としており、そのためのケアマネジメントを請け負う
9、コミュニティアプローチ・コンサルテーション
・コミュニティアプローチ:従来のようなクライエントの来所を待つ支援ではなく、心理専門職が積極的にコミュニティに関わっていくアプローチ。これから起こり得る問題を予防するという考え方が重視されている
・コンサルテーション:コミュニティアプローチの基本で、支援者に対する支援のこと。
コミュニティが抱える要心理支援者に対し、公認心理師が直接的に支援してしまうと、コミュニティは要心理支援者に対する支援ができないままだよね!
そこで、コミュニティ内の支援者に心理学に関する知識や助言を行うことで、間接的に要心理支援者の支援を行うだけでなく、コミュニティ内の支援者の問題対処能力を強化していくことができるということ!
□要支援者の特性や状況に応じた支援方法の選択・調整
10、援助要請
・個人では解決できない問題が生じた場合、他者に対して援助を求めること
・心理相談室などに相談に訪れる際、自分自身に対する不安だけでなく、相談者に対する不安を抱いている(二重の不安)
11、カウンセリング
・言語的及び非言語的コミュニケーションを通じて、比較的健康度の高いクライエントを対象に、問題解決や人間的成長及び健康の促進を目的に行われる心理的援助活動のこと
・心理面接におけるカウンセリングでは、クライエント中心療法の立場でクライエントと関わる姿勢を表すことが多い
12、転移
・患者が支援者に向ける非合理的な感情のこと(人生早期の重要な他者との関係性の中で生じた感情や葛藤をカウンセラーにはてはめようとするもの)
・陰性転移:怒りや嫌悪などネガティブな感情を抱くこと
・患者の過去の対人関係が、面接場面で反映されたものと考えられている
患者が親に対して怒りを感じていた場合、支援者を親とみなして怒りを向けている可能性があります!この患者の怒りは、転移感情として理解できます。
13、逆転移
・支援者から患者に向けられる非合理的な感情のこと(クライエントの転移感情を受け、カウンセラーがクライエントに対して「好き」「嫌い」と言った個人的な感情を持つなど、特別な思い入れを抱くこと)
・フロイトは逆転移を、治療者の神経症的な葛藤が転移したものであり、治療の構造を乱すものとみなし、逆転移を防止すべく教育分析(治療者も精神分析を受けることで自らの葛藤を解決すること)を重要視した
・ハイマンは逆転移を、患者の無意識的なコミュニケーションに支援者の無意識が反応した感情状態であるとし、患者を理解するために必要なものであるとした
・現在ではフロイトのように逆転移を「あってはならないもの」とみなすのではなく、ハイマンのように「面接の中で必然的に起こるもの」とみなし、患者の理解と支援に役立てていくという考え方が主流
・境界性パーソナリティ障害の者は、心理支援者の逆転移を引き起こそうとすることが多いため、注意が必要
14、エビデンスベイスト・アプローチ
・科学的根拠に基づいて心理的援助を行うことで、以下の3つの要素から成り立つ
①科学的根拠
②臨床上の経験・技能
③患者の価値観
・アプローチの中に②と③が含まれているように、事例の個別性を無視、軽視しているわけではない点に注意
・クラエイントへの効果的な援助を提供するための指針を知るだけでなく、社会的な説明責任(アカウンタビリティ)を果たすことが可能となった
・1つの研究だけでなく、同じ研究課題について複数の研究結果を統合して解析するメタ分析も行われている
例えば脳画像をもとに脳卒中患者の予後予測をすることがありますが、それだけでは①のみで、実際のリハビリ効果は②や③が関わってきます。
・ 事例研究:実験等と比べて客観性が低いものの、「介入」と「効果」の因果関係の推論に役立つ資料を提供することが可能。そのため、エビデンスとして採用できる
・対照実験: 介入効果の検証方法として、被験者を介入群と統制群に分けて実験を行う方法。単一事例実験は対象が個人であり、個人差と言うバイアスが働きやすいため、その点においては対照実験の方が優れている。
15、エンパワメント
・対人援助場面において、患者が自分自身で問題解決する力を失い、専門家への依存や無力感を強化することがないよう、主体的な問題解決ができる力を獲得するよう援助すること
・ 差別などの社会的障壁によって力を奪われ、自己効力感が低下している個人に対する支援のこと
・ 男女雇用機会均等法や障害者差別解消法等はエンパワメントのための法律である
16、ストレングス
・「何ができないか」だけでなく、「何ができるか」に注目すること
・欠点や障害を持つ少数者や弱者を対象として、その克服に焦点を当てていたリハビリテーションモデルから、強みや積極的な社会参加に注目してあらゆる人に普遍的に応用可能なストレングスモデルへと変化している
〇〇障害により何ができない、危険なので〇〇をやらせない。ばかりでなく、〇〇は保たれているので、〇〇なら一人でできる、設定すればここまでできる。といったストレングスモデルを意識した自立支援が大切ですね。
この点については、ICIDHの考え方(リハビリテーションモデル)からICFへの考え方に移行してきているとも言うことができますね。
□良好な人間関係構築のためのコミュニケーション
17、共感的理解
・クライエントの個人的な世界とその捉え方(内的称号枠)を、あたかもクライエントであるかのように感じること
・「あたかも」という性質を失わないことが重要とされ、これは、セラピスト自身の感情や捉え方と区別しながら、クライエントの感情や捉え方を理解すること
・クライエントの感情をセラピストに取り込むような形で理解する同感、同情とは異なる。
・共感的理解はクライエント中心療法においてロジャースの述べたセラピストの条件の一つであり、セラピストが共感的理解を持ってクライエントに接していることが、クライエントに伝わっていることで、クライエントの建設的な変化が促進される
・提唱者のロジャースは 建設的なパーソナリティー変化の必要十分条件として6条件を挙げており、その中にセラピストが備えるべき3条件が含まれている。
1、 2人の人間が心理的接触を持つこと
2、 クライエントは自己不一致の状態にあり、傷つきやすく、不安な状態にある
3、 セラピストはクライエントとの関係において自己一致している
4、 セラピストはクライエントに対して無条件の肯定的配慮を経験すること
5、 セラピストはクライエントの内的照合学について共感的理解を経験すること
6、 セラピストの共感的理解と無条件の肯定的配慮をクライエントに示すこと
18、傾聴
・無条件の肯定的配慮に基づき、クライエントの話に積極的に関心を持ち、注意深く話を聞くこと
・共感的理解と同様、クライエント中心療法においてロジャースが述べたセラピストの条件の一つであり、セラピストが無条件の肯定的配慮に基づき傾聴していることが、クライエントに伝わっている必要がある
やはりまずは「否定せずに聞く」ということが大切!
19、作業同盟
・クライエントとセラピストの間に交わされる約束のこと
・料金、時間、接触頻度、面接回数から話し合う内容や治療目的、二人の対人的な関わりのあり方、守秘義務とその限界について示される
・作業同盟に問題がある場合は、まずクライエントが抱えている不満があればそれを言葉にしてもらうことで、作業同盟にどのような問題があるかを探る
早急に支援者の姿勢を変えたり、クライエントの問題を指摘する前にまずは不満を言葉にしてもらうことが大切です!
・作業同盟(治療同盟)の概念的定義は多義的だが、「カウンセリングの目標」「カウンセリングの課題(具体的な作業内容)」「情緒的絆」の3つに関する合意を意味することが多い
・対人プロセス想起法:他者との相互作用について聴取する半構造化面接のことであり、質的研究の1つ
□心理療法及びカウンセリングの適用の限界
20、効果研究
・ある介入を行う実験群と介入を行わない統制群とにランダムに対象者を割り当てて、介入後の違いを検討するランダム化比較試験(RCT)が代表的
・ランダム化の要点は、独立変数の操作において実験群と統制群を設け、各群に実験協力者を配置するに当たり、ランダムアサインメント(無作為割り当て)を実施すること
・ランダム化によって実験群と統制群にあらゆる剰余変数が等しく分散することが期待できるため、従属変数に群間の差があったとき、その差は独立変数の影響によるものであることを証明することができる
・心理臨床の効果研究においては、無作為抽出や剰余変数の統制が難しく、実験室実験のような要因統制はできないことが多い
・臨床研究では1事例実験のように、統制群を設けないスタイルがありうる
・メタ分析は、同一の要因を扱う複数の研究において公表されているデータや統計量を統合し、個々の研究よりも詳細な分析を行う手法。統計的な「有意差」の有無ではなく、効果サイズに着目して、心理療法やカウンセリングの効果の高さを明らかにすることを主目的とすることができる
そのほかにも様々な心理学研究がありますが、ここでは割愛します!
そこも含めて復習したい方は以下の記事をご活用ください。
21、動機づけ面接
・クライエントが非協力的で、問題克服に向けた動機づけが低い状態にある時に用いられる面接技法の一つであり、本人自ら変化を求める発言(チェンジトーク)を引き出していくことが目標となる
動機付け面接には5つの原則があるよ!
【動機付け面接・5つの原則】
①共感(解釈や決めつけをしない)
②矛盾を広げる(自ら矛盾に気づくように促す)
③言い争いを避ける(非難したり、責めても相手は変わろうとしない)
④抵抗を手玉にとる(抵抗の方向を良い方向に変える)
⑤自己効力感を支持する(自分で変わることができる見通しをもつ)
そして、動機付け面接には4つの戦略(OARS)もあります!
【動機付け面接・4つの戦略(OARS)】
①開かれた質問(Open ended question)
→はい、いいえなどの明確な答えを持たず、自由に幅広く語れるような質問の仕方を工夫する
②是認(Affirm)
→クライエントの語る言葉の中で、本人の成長に繋がるもの、社会的に有用と思われる部分を強調し、それを語る本人の価値の高さを認めること
③聞き返し(Reflective listening)
→クライエント自身が気持ちを切り替えたりできる自己動機付け発言(チェンジトーク)の出現を促すため、クラインとの発言をオウム返しするだけでなく、部分的に強調したり、逆の面に言い換えたりしながら、積極的に聞き返すこと
④要約(Summarize)
→クライエントの発言を整理し、誘導したい方向があるならばそれを強調しながら、積極的に聞き返すこと
・唱道 : 動機づけ面接の中で避けるべきとされるカウンセラーの様々な反応のこと。共通するのは「私が1番よく知っています。聞きなさい」と言う響き。
22、負の相補性
・クライエントがセラピストに向けた陰性の感情に対し、セラピストが怒りで対応してしまうことにより、互いの怒りが増幅してしまい、心理療法が中断・失敗に至ること
・この記事は赤本 公認心理師国試対策2022 (KS心理学専門書) を用いて要約しています。
・公認心理師受験専用に様々な参考書がありますが、私はこれ1冊を徹底的に使い込むだけでも合格点は目指せると考えています!
・何の参考書を買うか迷った時は、まず赤本 公認心理師国試対策2022 (KS心理学専門書) がおすすめです😌
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