この章でおさえておきたい唯一のキーワードは「健康日本21」です!
健康日本21では
①健康寿命の延伸と健康格差の縮小
②主要な生活習慣病の発症予防と重症化予防
③社会生活を営むために必要な機能の維持及び向上
④健康を支え、守るための社会環境の整備
⑤栄養・食生活、身体活動・運動、休養、飲酒、喫煙及び歯・口腔の健康に関する生活習慣及び社会環境の改善
の5つが提案されています!
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□過去問は大体解けるけど本当に理解できているか確かめたい
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耳での学習を希望する方は以下のリンクからご活用ください😌
1、健康日本21
・厚生労働省によるもの・健康増進法に基づく
・目的:壮年期死亡の減少・健康寿命の延伸及び生活の質の向上を実現すること
壮年期とは、青年期と老年期の間の時期のことです。 壮年期にあたる年齢は定義により異なり、20歳から60歳を指すことや、25歳から44歳を指すこともある。 厚生労働省のデータでは、壮年期の年齢は33歳から40歳とされています。
・健康寿命:医療や介護に依存せず自分自身で生命維持することが可能な期間のこと
【国民の健康増進の目標値が設定されている9項目】
①栄養・食生活
②身体活動・運動
③休養・こころの健康づくり
④飲酒(アルコール)
⑤喫煙(タバコ)
⑥歯の健康
⑦糖尿病
⑧循環器病
⑨がん
こころの健康の目標値のみ抜粋して見ました↓
【こころの健康】
項目 | 策定時のベースライン | 目標 |
---|---|---|
①自殺者の減少(人口10万人当たり) | 23.4 (平成22年) | 自殺総合対策大綱の見直しの状況を踏まえて設定 |
②気分障害・不安障害に相当する心理的苦痛を感じている者の割合の減少 | 10.4% (平成22年) | 9.4% (平成34年度) |
③メンタルヘルスに関する措置を受けられる職場の割合の増加 | 33.6% (平成19年) | 100% (平成32年) |
④小児人口10万人当たりの小児科医・児童精神科医師の割合の増加 | 小児科医:94.4 (平成22年) 児童精神科医:10.6 (平成21年) | 増加傾向へ (平成26年) |
・健やか親子21:「全ての子供が健やかに育つ社会」として、全ての国民が地域や家庭環境などの違いに関わらず同じ水準の母子保健サービスが受けられることを目指しており、5つの課題がある
基盤課題A | 切れ目ない妊産婦・乳幼児への保健対策 |
基盤課題B | 学童期・思春期から成人期に向けた保健対策 |
基盤課題C | 子供の健やかな成長を見守り育む地域づくり |
重点課題A | 育てにくさを感じる親に寄り添う支援 |
重点課題B | 妊娠期からの児童虐待防止対策 |
2、こころの健康対策
・第1次予防(未然防止):企業のストレスチェック研修、ストレスチェック制度など
・第2次予防(早期発見):ストレスチェック後の面接指導
・第3次予防(再発予防):休職から復帰後まで含めた復職支援
○健康日本21では、従来の疾病予防の中心であった2次予防・3次予防ではなく、「1次予防に重点を置いた対策を強力に推進」との文言が記述されている
3、その他のキーワード
・参加理論構成者:サリヴァンの関与観察者に似た概念で、「 コミュニティー心理学において、自らがコミュニティー支援に参加しつつ、そこで生じている心理的問題の生起をプロセスについて理論的に分析し、解決への道筋を計画すると言う実践家」のこと(地域援助においては、この役割が必要)
・リフレクシヴィティ: 観察者である自分自身が観察対象影響与えているので、自分自身も観察対象としなければならない状態のことであり、サリヴァンの関与観察に似た概念(量的データを行う扱う研究はリフレクシヴィティは認められないが、観察対象であるクライエントに研究者であるセラピストが影響与えるということを前提とする事例論文はリフレクシヴィティが認められる
・アクションリサーチ: 研究活動によって得られた知見に基づいて実践活動を行い、実践から得られたデータに基づいて研究活動を行うという、研究と実践のフィードバックループを想定する研究スタイル
・この記事は赤本 公認心理師国試対策2022 (KS心理学専門書) を用いて要約しています。
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