1、原因

原因:高齢者には同化抵抗性(筋肉がつきにくくなる)がある(成長ホルモン・男性ホルモンが加齢とともに減少+筋萎縮など)
高齢者も若年者も筋異化(分解)については変わらないようですが、筋同化(合成)については高齢者で低下します。
ちなみに
・成長ホルモンは30歳から年に1%ずつ減少
・男性ホルモンは30歳から年に1%ずつ分泌量低下、生物学的活性は2%ずつ低下
していくそうです。
このデータを見ても筋トレは早めにやっていくことが有利と思われます。
来年からホルモンが減っていくと思うとさびしくなります。
という感想はおいといて・・・
健常者も高齢者であっても筋異化をコントロールするのは難しいので、筋同化の強化を目指すこととなります。
2、対策

対策:栄養を十分にとる(より多いタンパク質)+運動(より強い運動)
筋同化のために行うことは健常者であっても、高齢者であっても変わりませんが、高齢者となるとより十分な栄養+運動が必要となってきます。
こう考えると筋トレに栄養学の知識が必要なように、リハビリにも栄養学の知識は必要であり、考慮しなければいけないのは自然なことなんだと実感しました。
3、まとめ

原因:病気(疾患がある)時は筋異化(分解)の亢進がある
対策:まずは疾患の治療+疾患中の運動・栄養内容を考慮する
要するに異化亢進中の運動(リハビリ)内容、また栄養についても考慮しなければいけないという話です。
筋トレをいくらやったとしても、栄養がとれていなければ、筋肉は分解に向かいます。
リハビリにおいては疾患の存在、また高齢者が中心であるということなども念頭に入れた上での、リハビリ・栄養計画が必要ですね。
ということで、高齢者・病気時は筋肉を付けにくい原因と対策についてでした。
・リハビリ職は栄養の勉強は必要
・筋トレは若いうちからやっておくのは将来の健康へ投資になる
かなと思います。
余談ですが医療用のプロテインやBCAAもあるそうです。
リハビリ後に1杯プロテイン!みたいな未来が近いのか・・・
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