まちづくり~フレイル予防のエビデンスから実践まで~ポイント3つ

フレイル高齢者、これからどう診る?〜そもそもの考え方から現場対応まで、最新フレイル健診にも対応!

1.フレイルの少ないまちと多いまちでは、約2倍の差がある

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・SDHとは健康を決定づけている社会的な要因

・SDHの例として、肥満、喫煙、高血圧などの生活習慣病は、その背景にある家庭環境、受けた教育、収入、仕事内容や友人とのつながりなどの社会的要因で決まる

・SDHの一つとして、どんなまちに暮らすかで健康が変わる可能性がある

・フレイルの割合を全国39市町村比べたところ、約2倍の差があった。

「SDHの考えも興味深いものでした。

生活習慣病も社会的要因で決まるということ。

その中にまちも入っているということです。

まずは自分が住む市町村を健康にする。

という目標から始めていくのがよいのかなとおもっています。」

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2.歩きやすさなどの建造環境や社会参加がまちで多いとフレイルは少なくなります

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・地域差には健康がよい人が集まっている面もあるが、別の要因として建造環境社会参加がある

人口密度、まちのデザイン、まちの多様性の3要素が高いと高齢者の身体活動が増える

・例えば公園や歩道、スーパー等の店、公共交通機関などが多いと身体活動量が増える

「このあたりに関しては行政との協力が必須かと思います。

ですが、このような条件がフレイル予防に関係しているということを発信していくのは医療者側の役割なのかなと思います。」

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3.社会参加を促進し健康なまちづくりは可能か、松戸プロジェクトで追試中

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社会参加をしている人は要支援、要介護認定を受ける可能性が低い

スポーツの会などに多くの人が参加している市町村ほど、フレイルありの人が少ない

・社会参加の多いまちでは認知症やうつも少ない

地域介護予防活動支援事業を多く実施している市町村では、フレイルありの高齢者が少ない

・松戸プロジェクトは、2016年から開始したプロジェクト。

・人口48万人の松戸市において、都市部の豊かな資源を活用し、元気づくりの通いの場である元気応援クラブの開設や運営を支援している。

「社会参加の場を多くつくるということは、若者の仕事なのかなと思います。

もちろん高齢者のみでお茶会や集まりをすることもあります。

ですが、そのようなコミュニティから外れている方々も少なからずいると思います。

新たな出会いを生む場として、若者がそのような空間を提供、宣伝していくのは今後大切かと思います。」

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本日も引用は

Amazon.co.jp

でした!

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