1.フレイル健診の目的は、総合的な健康支援をすること

高齢者の特徴として・・・
・複数の慢性疾患に罹患している患者が多い→多剤併用(ポリフォーマシー)になりやすい
・身体的、精神、心理的、社会的に脆弱であり、フレイル状態になりやすい
・負の連鎖として加速し、自立度低下になりやすい
・高齢者の特性をふまえた健康支援や相談を行う必要がある

高齢者の健康状態の特性等について | 健康美容ブログ「HAKUR」|女性の知りたいがココにある!高齢者の健康状態の特性等についてhakuraidou.com
より画像引用
「フレイルを学んでいて感じるのは、フレイルとなる原因は多種多様ということ。
さまざまな影響が重なりあってフレイルという状態に繋がります。
医療従事者同士はもちろんのこと、行政も含めて連携し、対応していくことがフレイルの予防には必要だと感じます。」
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2.高齢者の保健事業と介護予防の一体的実施においては、生活習慣病も含めた重症化予防に対して大きく期待されている

・経済財政運営と改革の基本方針2019においても、高齢者一人ひとりに対し、フレイルなどの心身の多様な課題に対応し、決め細やかな保健事業を行う為、運動、口腔、栄養、社会参加などの観点から市町村における保健事業と介護予防の一体的な実施を推進するとされた
・2020年4月から新たに施行された高齢者の保健事業と介護予防の一体的実施に連想して、まずは後期高齢者向けの新質問票が作成された。
これがいわゆるフレイル健診。

・質問票を用いた評価は
①健診の際に活用されることを想定している
②並行して市町村の介護予防、日常生活支援総合事業における通いの場
③かかりつけ医の医療機関
などさまざまな場面で健康状態が評価されることが期待される
「フレイル健診の項目は、常日頃患者さんと向きあう医療従事者は常に頭に入れておいてもよいと思います。
それがマネジメントにも繋がると思います。
特に退院後の設定など。
医療従事者ではなくとも、自分の祖父や祖母はどうかな?
と考えるきっかけにするのは良いのかなと思います。
フレイルも早期発見、対応が鍵になります。」
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3.従来の個別疾患管理だけではなく、社会的処方も盛り込んだ包括的管理が求められている

・社会的処方とは、医療専門職および医療機関が、患者の健康問題の原因や治療の妨げとなる可能性のある社会的課題を診断し、第3者機関で社会資源の提供を受けるように、患者やその支援者に指示すること
・医療従事者は各疾患や病態の診断や治療だけでなく、地域資源を把握し、よいタイミングでつなげていくことが大切
「社会資源を把握しておくことは、高齢化を向かえている日本人にとってはより必須になるかと思います。
自分の家族を守ることにも、患者さんを守ることにも繋がると思います。
自分もまだまだ勉強不足なので、このような著書と触れながら、学んでいきたいと思います。」
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本日も引用は
でした!
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