セラピストも最低限知っておくべき栄養診断の方法 ポイント3つ

PT・OT・STのための リハビリテーション栄養 第3版 基礎からリハ栄養ケアプロセスまで

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1、診断推論(リハビリテーション栄養)は、非分析的思考(直観的思考)と分析的思考の2種類を使い分ける

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診断推論とは、患者の症状・訴え・検査値などの情報から診断へ至るための思考と実行のプロセスである

非分析的思考は、直感で瞬間的にパターン認識を行い診断する→スピードは速いが、診断が間違いやすい。

分析的思考は医療面接、身体診察、検査を通じて、仮説思考のサイクルを回しながら診断する→スピードは遅いが、診断が間違えにくい。

どちらか一つの思考だけでなく、両者の思考を用いることが望ましい

例 入院前からADLが全介助の寝たきり、低栄養の高齢者が、誤嚥性肺炎で入院

直感的思考で解決する→寝たきり患者では9割超のサルコペニア有病割合であることがわかっている。

・フローチャートを用いなくてもサルコペニアの可能性が高いと診断できる

例 入院前のADLは自立していて低栄養ではなかったフレイル高齢者が、誤嚥性肺炎で入院

直感的思考→サルコペニアの診断は難しい

分析的思考→筋肉量、筋力、身体機能を評価して、サルコペニアの診断フローチャートを用いてサルコペニアと診断すべき

「直感的思考と分析的思考の使い分けはリハ栄養に限らず、用いることができると思います。

すべて分析的思考で考えていては、時間がかかり効率も悪いため、直感的思考で答えを出せることに関しては、そちらの思考を使うという考えは重要だと思います。

そのためにも直感で答えを出せるだけの知識は必要ですね。」

2.リハ栄養診断では、栄養障害、サルコペニア、栄養素摂取の過不足の有無と原因を診断する

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栄養障害には

①低栄養と低栄養のリスク状態

②過栄養と過栄養のリスク状態

③栄養素の不足状態と栄養素の過剰状態

などの考え方がある。

栄養素摂取の過不足には

①栄養素の摂取不足と栄養素摂取不足の予測

②栄養素の過剰摂取と栄養素摂取過剰の予測

などの考え方がある。

「栄養といっても、低栄養・過栄養・栄養素の不足状態・栄養素の過剰状態・栄養素の摂取不足・栄養素の過剰摂取など様々な視点があり、リスク管理をしていくことが重要です。

やはりこのあたりは管理栄養士さんと連携しながら対応していくことが求められるかと思います。」

3.成人の低栄養診断には、GLIM基準を使用する

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成人の低栄養とは、

体組成の変化(脂肪のない質量の減少)および身体細胞の量の減少につながる栄養の欠乏または摂取不足に起因する状態によって、肉体的および精神的機能が低下し、病態による臨床転帰が損なわれることである。

・成人の低栄養の診断には、アメリカ、ヨーロッパなどの静脈経腸栄養学会によるGLIM基準を使用する。

GLIM基準の流れ

①妥当性の検証された栄養スクリーニングツール(MNA-SFなど)で低栄養のリスクありと判定される。

画像1

②現症(意図しない体重減少・低BMI・筋力量減少)と病因(食事摂取量減少/消化吸収能低下・炎症)でそれぞれ1項目以上に該当する場合に、低栄養と診断する。

現症と病因のいずれかに該当項目がないく、一方のみ該当する場合は、低栄養のリスク状態と判定する。

③低栄養の程度が、中等度か重度かを重症度判定する

https://nutritionmatters.jp/common/pdf/disease/ENH190116CDS_GLIM.pdf

*上記のサイトが図でまとまっていて分かりやすかったです!

「低栄養の原因をしっかりと分析し、対応するためにも、このような基準に従って診断をすることが重要ですね!」

4、本日のまとめ

1、診断推論(リハビリテーション栄養)は、非分析的思考(直観的思考)と分析的思考の2種類を使い分ける

2.リハ栄養診断では、栄養障害、サルコペニア、栄養素摂取の過不足の有無と原因を診断する

3.成人の低栄養診断には、GLIM基準を使用する

「入院患者の体重減少の原因がわからない、低栄養の原因がわからないけど、とりあえずリハビリを続ける。

栄養の知識に乏しいセラピストはそうせざるおえないですよね。

自分もそうです。

多職種連携は言うまでもなく大切ですが、まずは栄養に関わるリハビリをしている自分たちも、学ぶ姿勢を持っていくことが、意見を出し合う上で大切かと思います!」

本日も引用は

PT・OT・STのための リハビリテーション栄養 第3版 基礎からリハ栄養ケアプロセスまで

でした!

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