リハ栄養ゴールはSMARTに設定する

PT・OT・STのための リハビリテーション栄養 第3版 基礎からリハ栄養ケアプロセスまで

本日の引用は

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1.リハ栄養ゴールはSMARTに設定する

ターゲット, アイデア, ビジネス, 成功, チーム, チームワーク, 利益, マーケティング, 計画

・SMARTとは、S(具体的)、M(測定可能)、A(達成可能)、R(重要・切実)、T(期間が明確)のこと

・SMARTなゴール設定をすれば、リハ栄養モニタリングの際にゴールを達成できたかどうか、より正確に振り返ることができる

SMARTでないと、やりっぱなしになりがち

「これはリハ栄養に限らず、全てのゴール設定に言えることですね。

食事で目標設定するなら、1ヶ月後にはムース食で3食自力摂取。

運動なら1ヵ月後に杖歩行自立。

など、具体的で達成できたか明確な目標にすることが必要で、期間の設定も重要だそうです。」

2.リハゴールと栄養ゴールは、互いに影響を与えるので同時に設定する

目的地, ゴール, 目的, 目標, 目当て, 理想, 行き先, ターゲット, 標的, ガイド, 目印, 到達点

・期間としては、日~週の単位である短期ゴールと、月の単位である長期ゴールの両者を設定する

「これもリハ栄養に限らずですね。

SMARTを意識しながら2種類のゴール設定を意識!」

3.改善すべき低栄養・過栄養か、改善できる低栄養・過栄養かの2つの質問がいずれもYESであれば、攻めの栄養管理を行う。

世界大戦, 兵士, 実行, 攻撃, シルエット, 防衛, ヒーロー, 軍事, 戦争, 戦士

・改善すべき→嚥下機能、呼吸機能、ADLなどの生活機能の改善を期待できる場合。

・改善より維持→生活機能の改善を期待できない、むしろ体重増加により介護負担が増加する場合など

・改善できる→低栄養の原因が飢餓なし、侵襲なしもしくは同化期(例CRP3mg/dl以下)などの場合

・改善できない→高度の飢餓やRefeeding症候群およびそのリスク状態、高度の侵襲(CRP10mg/dl以上)、不応性悪液質(終末期)などの場合

「基本的には自立支援という考えでリハビリを進めますが、それが自身のエゴにならないようにと思います。

そもそも能力の向上が見込めるのかの予後予測も必要ですが、向上した先に何があるのか、生活のどこに繋がるのかなど具体的に目標を立てないと、それこそリハのためのリハで終わりますよね!」

4.過栄養の方が体重減少でゴール設定する場合、まずは5%の体重減少目指す

体重計, ボディ重量, 固まり, 重量, スケール, ダイエット

・たとえば体重80kgの場合には、4kgの減少が長期目標となる

・次に4キロの体重減少をどの程度の期間で達成するかを設定する

・理論的には7000~7500kcalで1kgの体重減少を得られるため、28000~30000kcalのエネルギーバランスをどの程度の期間でマイナスにするかとなる。

・リハ栄養の場合、一日エネルギー減少量の目安は1000kcalまでと考える

「基本的には減量を目指すなら摂取エネルギーより消費エネルギーが上回る必要があり。

7000~7500kcalマイナスでやっと1kgと思うと、やはり地道な継続が必要と思われます。

一番の近道は、減量を目指す食事+運動、そして筋肉をつけて基礎代謝をあげること。

ですが、減量と筋肉をつけるのは逆行しているので、よほどの初心者でない限り分けて行うのが理想だと思います。」

5.低栄養の方が体重増加でゴール設定する場合、通常時体重もしくはBMI18.5を目指す

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・仮に10kgUPを目指すならエネルギーバランスを+75000kcalを目指す

・リハ栄養の場合、一日のエネルギー摂取量の目安は3000kcal強まで一日エネルギー蓄積量の目安は1000kcalまでと考える

・しかし体重増加と共に基礎代謝量、一日エネルギー消費量なども増加するため、より多くのエネルギー摂取が必要となる。

「減量も大変ですが、増量も大変です。

太りたいという希望の方も、コツコツエネルギー摂取を継続するのが必要です。

余談ですが、自分も増量しましたが、体重と脂肪だけ増加し、筋肉量が変化しなかったことがありました。

増量といっても、理想は脂肪でなく、筋肉で増やすのが理想です!

自分は筋トレの負荷が足りなかった+増量の食事内容が糖質に偏りすぎていたのだと思います。

物事は単純ではありません。笑

自分の身体をコントロールする練習から始めるのも、個人的にはおすすめですよ!」

6、まとめ

1.リハ栄養ゴールはSMARTに設定する

2.リハゴールと栄養ゴールは、互いに影響を与えるので同時に設定する

3.改善すべき低栄養・過栄養か、改善できる低栄養・過栄養かの2つの質問がいずれもYESであれば、攻めの栄養管理を行う。

4.過栄養の方が体重減少でゴール設定する場合、まずは5%の体重減少目指す

5.低栄養の方が体重増加でゴール設定する場合、通常時体重もしくはBMI18.5を目指す

本日も引用は

PT・OT・STのための リハビリテーション栄養 第3版 基礎からリハ栄養ケアプロセスまで

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